IT media news クリプトン・フューチャー・メディア インタビュー
初音ミクが開く“創造の扉” IT media newsで初音ミクができるまでという題材でクリプトン・フューチャー・メディアさんが、インタビューを受けていらっしゃいます。何回かにわけて記事になっているのですが、今回の記事で気になることがあったので揚げ足を取るようで悪いですが意見を述べてみたいと思います。
今日の初音ミクの広がりは予想できるものではなかった。「こんなことが世の中に起きていること自体、奇跡だと思った」と伊藤社長は仰っています。
そして、あまりにも広がり方が予想の範疇を超えていたため、伊藤社長はこんなことを思うようになります。
※記事から引用
ニコニコ動画で起きている音楽、イラスト、映像の多角的な創造に感銘を受けつつも、伊藤社長は違和感を覚えていた。「この絵や音楽って、どこから持ってきてるのかな、使った人にお礼言ってるのかな、許諾を取ってるのかな、黙って使ってるのかな――と。『ニコニコだから何をされても仕方ない』という空気が当たり前になるのは、健全な感じがしない」(伊藤社長)
※引用ここまで
私はニコニコの専用会員になるぐらいニコニコを見ていますが(^^;) 少なくとも伊藤社長の思ってることは杞憂のような気がします。というのも製作者が動画の製作者が勝手に使って糾弾されてるのを私はみたことがありません。製作者のコメントは多くが、
【使わせて頂きました】
【勝手に改良して作ってみました。自己満足なのでコメントは本家のほうにお願いします】
【背景の使用を正式に許可していただきました。※さんの広い心に感謝いたします】
など、相手を重んじる言葉がほとんどの場合書かれていて、決して無断で使用する意図があるわけではないことが分かります。製作者は評価して頂くことが最大の喜びであり、自分の動画がつかわれることを素直に喜ぶものです。少なくともお金でのやり取りがおこなわれていない場では、さらにその傾向は強いと言えます(違法動画があることは確かですが、少なくともヴォーカロイドに限っていえば、そんなことは皆無だとも言えます。)
たぶん伊藤社長は動画に表示されるコメントを見てこのような危惧をされたのでしょう。
初音ミクへの愛があるからみんなつくれるのです。愛がなければ、そもそも曲を製作したり、動画を製作したりすることはないでしょう。実はこう思ってるに違いないという思い込みが実は一番危険であるということを考えなければいけないと思います。
それとニコニコはなんでもありではありません。利用規約に禁止事項が書いてあります。
ピアプロによる創作の立ち上げというのは一見評価できるのですが、版権元であるために、できることが限られています。 発展ということを考えればやはり多少の締め付けでも影響があると私は考えます(決してピアプロが悪いと言ってるワケではありません)
同人文化というのもはじめてだったみたいで、その規模に驚かされたと伊藤社長は仰っています。
そして佐々木さん(クリプトンの人)は次のように仰っています。
記事から引用
“音専門”だった同社が、初音ミクを通じて思いがけず出会った、音楽以外の同人創作文化。その豊かさに驚き、応援していきたいと思いながらも、心を痛めたり迷ったり、とまどうこともある。
例えばミクを使った18禁コンテンツの扱い。ミクが“脱いで”いる絵を入れた抱き枕や、ひわいな歌詞の楽曲、同人誌などは規約違反で認める訳にはいかない。「初音ミクが好きな小学生や幼稚園のお子さんが、Webでミクをたどってエロ同人に行き当たったりすると……」(佐々木さん)
引用ここまで
これもまったく杞憂です。もうすぐ携帯にはフィルタリングがかけられ、このようなことはなくなるでしょう。パソコンでもたとえば、yahooやgoogleなんかは最初からフィルタリングが掛かっていて、容易にみられないようになっています。そして一番の問題は利用規約にかいてある内容と仰っていることが矛盾していることです。
子供が見られるのが駄目なのと、創作しては駄目というのは別です。
子供に見られるのが駄目なのならば、たとえば同人即売会ではOKとか成年かどうかちゃんと確認できるところは通販はOKとかするべきです。あくまで想像ですが佐々木さんは自己の感情もはいっているかと思われます。さきほども申した通り、愛の形はそれこそ星の数ほどあります。版権元なのでこれはいい、これは駄目とかは言えると思いますが、もし本当にユーザーのことを考えるのならば、よく考えてみて下さい。
最大限の自由と最低限の秩序を。最低限の秩序というのは、表現を規制することではありません。自社の製品をどう扱おうが、作った会社の権利なのでそのことについてどうこういうつもりもありません。ただひとつ真にユーザーのことを考えるのであれば、よく考えてみて下さい。